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2025.08.23

【エアコン整備】ダイハツ・タント|エアコンが効かない原因はコンデンサー&エキパンのガス漏れ

エアコンが効かなくなったタントの症状

今回ご入庫いただいたのは、ダイハツ・タント。エアコンがまったく効かないとのご相談でした。点検を行ったところ、吹き出し口からの風は28℃とほぼ外気と同じ温度。お客様は数年間、ガス補充を繰り返しながら使用されており、いよいよ修理が必要な状態でした。

オイルフラッシングを行い抜き取ったオイルは新品と比べても汚れが目立ており、量も減っている状況でした。

原因はコンデンサーとエキパンからのガス漏れ

点検の結果、コンデンサーとエキパンから冷媒ガスの漏れを確認。ガス不足が原因で冷却機能が低下していました。エアコンは経年劣化や腐食、振動によってどうしてもガス漏れが発生する部品です。

実施した整備内容

今回はコンデンサーとエキパンを新品に交換し、同時にエアコン内部のオイルフラッシングも実施しました。抜き出したオイルは規定量60ccに対し40ccしか残っておらず、劣化も進行していました。部品交換後は真空引き・リークチェックを行い、規定量のガスとオイルを充填して作業完了です。

修理後の改善効果

整備後に測定すると、吹き出し口温度はなんと2℃。手が凍えるほどの冷風が復活しました。劣化オイルを入れ替えたことでコンプレッサーの潤滑も改善され、性能回復とともに機器寿命の延長も期待できます。

エアコン修理の料金について

当社では、今回施工した オイルフラッシング(9回)で税抜25,000円 を基本としています。
ただし、

  • 車両の状態

  • 交換が必要な部品の有無(コンデンサー・エキパンなど)

  • ガスの規定量

によって料金は変動いたします。事前点検を行った上でお見積もりいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

エアコンガスはなぜ減るのか?

専門データによると、車は正常な状態でも走行中の振動などで年間約10%のガスが自然に減少します。経年劣化や腐食、飛び石などの外的要因によるガス漏れを完全に防ぐことはできません。そのため、定期的な点検が大切です。

定期点検の重要性

ガス量を規定値に保つことでエアコン機器への負荷を軽減し、シールや部品の寿命を延ばすことが可能です。「最近冷えが悪いな」と感じたら、早めの点検をおすすめします。

当社で一緒に働きませんか?

当社では最新のエアコンメンテナンス機器を導入し、軽自動車から中型車まで幅広く対応しています。整備士募集中!一緒に技術を磨きながら働いてみませんか?お気軽にお問い合わせください。

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